2018年1月 児童書新刊(低学年~)

※出版社HPに対象学年が載っていない本は、内容とページ数から推測して分類しています。
※掲載は50音順です。内容紹介は基本的にAmazonから引用しています。

王さまのスプーンになったおたまじゃくし

おいしい、ごちそう、いただきます!つめたい北風でコチコチにかたまったおたまじゃくしは、おしろにすむ王さまのテーブルまではこんでもらいました。

おしごとのおはなし 看護師 すてきな3K

「ママは通訳の仕事をしているの」
花梨ちゃんが鼻高々に言うと、友だちのりっこが、「希子のお母さんのほうがずーっとすごいじゃん」って言い返した。うちのお母さんは看護師さん。言い返されて真っ赤な顔をして席を立ってしまった花梨ちゃんに、わたしは次の日、こんなことを言われたんだ。
「看護師ってー、3Kって言われてるんだよねー」
「3K」の意味は聞けなかったけど、悲しくて、悔しくて……。
でも、お父さんは、「お母さんが看護師でよかったって思ってるよ」って言うの。
お父さんは、その意味をわたしに教えるために、お母さんが働いている病院に連れて行ってくれたんだ――。

おしごとのおはなし 新聞記者 新聞記者は、せいぎの味方?

ぼくは堀江誠、小学3年生。クラスメイトの優等生、徳永仁志くんは、新聞記者になって、正義のための仕事をするのがゆめなんだって。
でも、お父さんが新聞記者だから、ぼくは知ってる。新聞記者なんて、人を傷つけるし、人にきらわれるし、そんなにいい仕事じゃない。
なのに、徳永くんは、「堀江くん、学級新聞をいっしょに作ろう!」なんて、目をキラキラさせて言ってきて……。

おしごとのおはなし 美容師 かのこと小鳥の美容院

おかあさんが入院してしまった、かのこは、長い髪の毛がひとりではうまくまとめらなくて、くずれたポニーテールで下を向きながら学校に行きました。うしろの席の男子にも、髪のことでいじわるをいわれてしまい、涙が出そうになります。
そんな中、小鳥がついた看板のお店から、すてきな女性があらわれて…。

おばけのアッチとくものパンやさん

おばけのアッチと、のらねこのボンと、ねずみのチとキが、おかのうえでねころがっていたら、空から、とってもおいしいパンがふってきた!

きらわれものの こがらしぼうや

野ネズミの子どもたちが行方不明になりました。嫌われもののこがらしぼうやと洞窟の仲間たちが、力を合わせて捜索したところ……。

熊とにんげん

あるとき、ひとりの男がいた。男は熊を1頭つれていた。どこからきたのか、男はいおうとしなかったし、なんという名まえなのか、だれにもわからなかった。人びとは、ただ「熊おじさん」とよんだ…。
生きていくうえでもっとも大切なものは何なのかを考えさせる、不朽の名作。

たんじょう会はきょうりゅうをよんで

本格的な誕生会を開こうと決めた「ぼく」。本格的な招待状をつくって、パーティー会場も本格的にかざりつけて、準備はカンペキ……のはずでしたが、なぜか呼んでもいないきょうりゅうが誕生会にやってきてしまいます。
「おたんじょう会のあるおうちは、こちらでよろしかったですかな?」
妙に礼儀正しいきょうりゅうといっしょの、すてきな誕生会が始まります。

どうくつをこねる糸川くん

糸川くんはどうぶつがすきです。ずかんを見ては、しょっちゅうどうぶつの話をしています。そして、糸川くんは、へりくつがとくいです。だれかにおこられると、へりくつをこねては、ごまかしてしまうのです。
そんな「すき」なものと「とくい」なものがまぜこぜになって、糸川くんがごまかすときのへりくつに、かならずどうぶつが出てくるようになりました。どうぶつが出てくる、へりくつ……お父さんが名付けてくれた、糸川くんのとくいわざ、それが「どうくつ」なのです。
学校やおうちでおこられそうになった糸川くんの口から、こんどは、どんなどうぶつがとびだしてくるのでしょう。

歯っかけアーメンさま

じぶんにははっきりみえていても、ほかのひとにはそうじゃないことがあるみたい。それってちょっとかなしかったから、ずっとだれにもいわないでいたんだよ。

わすれないよ! ヘッチャラくん

ヘッチャラくんは、こどものロボット。ぼくらのクラスに、二しゅうかんの「たいけんにゅうがく」でやってきた。
ヘッチャラくんは、えらそうなことをいうかとおもえば、あかちゃんみたいなことをするときもある。ぼくたちは、マイペースでむじゃきなヘッチャラくんが、大すきだった! でも、とうとうおわかれのときが――。