※出版社HPに対象学年が載っていない本は、内容とページ数から推測して分類しています。
※新装版・復刻版・愛蔵版などは除いています。
※掲載は50音順です。内容紹介は基本的にAmazonから引用しています。
目次
- 『あたしが乗った列車は進む』ポール・モーシャー
- 『占い屋敷と消えた夢ノート』西村友里
- 『大坂オナラ草紙』谷口雅美
- 『シロガラス5 青い目のふたご』佐藤多佳子
- 『シンデレラのねずみ』斉藤洋
- 『スマイル・ムーンの夜に』宮下恵茉
- 『たかが犬、なんて言わないで』リブ・フローデ
- 『地図を広げて』岩瀬成子
- 『凸凹あいうえおの手紙』別司芳子
- 『ドエクル探検隊』草山万兎
- 『ナチスに挑戦した少年たち』フィリップ・フーズ
- 『兄ちゃんは戦国武将!』佐々木ひとみ
- 『パパはわるものチャンピオン』板橋雅弘
- 『ビューティフル・ネーム』北森ちえ
- 『ぼくたちのP(パラダイス)』にしがきようこ
- 『ミコとまぼろしの女王 新説・邪馬台国in屋久島!?』遠〓 史朗
- 『メロンに付いていた手紙』本田有明
- 『よくばり学園』ファブリツィオ・シレイ
- 『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』こまつあやこ
- 『わたしのチョコレートフレンズ』嘉成晴香
『あたしが乗った列車は進む』ポール・モーシャー
あたしが乗った列車は進む (鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち)
いっしょに暮らしていた祖母が亡くなり、主人公ライダーは、カリフォルニア州パームスプリングスからロサンジェルスへ出て、一度も会ったことのない大おじいさんの住むシカゴに向かう。一人で乗った長距離列車の3日間の物語。希望に満ちた、瑞々しい感性のほとばしる秀作です。
『占い屋敷と消えた夢ノート』西村友里
学校の宿題で、将来の夢について作文を書くことになった真生。しかし、真生には夢がない。なれそうもないことを考えるより、来週のテストの方が大事だ。そんなとき、平三郎というおじいさんが占い屋敷を訪ねてくる。平三郎のため、真生たちは曾祖父が書いた発明のアイディア帳“夢ノート”を探すことに。
『大坂オナラ草紙』谷口雅美
平太は大阪で暮らす小学5年生。特技は絵を描くことだが、転校前に描いた似顔絵で友だちを傷つけ、もう絵は描かないと決めていた。ある日、平太はおじいちゃんの古い冊子を見ているうちに、江戸時代へタイムスリップし、同い年の少女・お篤と出会う。だが、食べすぎたおいものせいでオナラをしたとたん、現代に戻ってしまった。その後も平太は時空を行き来して…。第58回講談社児童文学新人賞入選作品!
『シロガラス5 青い目のふたご』佐藤多佳子
例大祭に青い光があらわれたあと、子どもたちの超能力は格段にアップした。それでも友清の手紙を読みとくことができない数斗は、なやんだすえに、ある提案をするが…? なぞの青い目のふたごが白烏神社に襲来し、星司の身に危険がせまった。かつてない恐怖を感じた千里は、大きな決断をする。
『シンデレラのねずみ』斉藤洋
おかしなことに、わたしの顔を見るとみな、奇妙な話をしたくなるらしい。
図書館でアルバイトするわたしのもとに集まる、不思議な話とは?
「だいちくんのぴょんぴょんカエル」「ドッペルゲンガー」「シンデレラのねずみ」「エレベーターのあやかし」「少年の夢」の5編からなる図書館を舞台にした斉藤洋の奇譚集、第2弾。
『スマイル・ムーンの夜に』宮下恵茉
スマイル・ムーンの夜に (teens’ best selections)
休み時間のたび、スマホ片手に、トイレにこもる麻帆。全身校則違反で周囲からういている沙羅。なにに対しても心から興味を持てない翔太。母の望むいい子を演じ続けているのぞみ。窮屈でたまらないのに、どうしたらいいかわからない―。もがきながら、新しい自分と居場所を獲得していく中学三年生。ひりひりして心ゆさぶられるYA小説。
『たかが犬、なんて言わないで』リブ・フローデ
ある日、飼い主のおばあちゃんを亡くした犬は、餌を求めて家を飛び出し、野良犬に。一方、可愛がっていた犬が突然死んでしまい、ペットを亡くした少年。飼い主を亡くした犬と少年が海辺の村で偶然に出会います。初めは警戒心と好奇心でなかなか近づけなかったひとりといっぴきですが、いつしか互いの心の穴を埋め合う仲間になっていきます。ところが……。
『地図を広げて』岩瀬成子
中学入学前の春、4年前に両親が別れて、父親と2人暮らしの鈴のもとに、母親が倒れたという知らせがとどく。母はそのまま亡くなってしまい、母親のもとにいた弟の圭が、鈴たちといっしょに暮らすことになった。
たがいに離れていた時間のこと、それぞれがもつ母親との思い出。さまざまな思いをかかえて揺れ動く子どもたちの感情をこまやかにとらえ、たがいを思いやりながら、手探りでつくる新しい家族の日々をていねいに描いた感動作。
『凸凹あいうえおの手紙』別司芳子
地域のおじいさんやおばあさんを毎月招待し、季節にふさわしいイベントを全校ですることになった“交流会”。大地が案内の手紙を届ける佐山さんだけ、返事が来ないという。直接手紙をわたそうとして何度も訪ね、ようやく見かけた佐山さんは…。白い杖をついていた。目が不自由な人が持つ杖だ。読めない手紙をどうすればいい?話しかけて、その場で返事を聞く勇気が出てこない大地。そんなある日、点字で手紙を書けばいいと気づいたのだが…。
『ドエクル探検隊』草山万兎
時代は一九三五(昭和十)年。小学校を卒業した竜二とさゆりは、風おじさんの家に招かれる。動物の言葉がわかるおじさんの家には個性豊かな動物たちがいっしょに暮らしていた。ある日、一家のもとにアンデス山脈にいるズグロキンメフクロウから手紙が届く。危急を知らせる差し迫った内容に、すぐさま探検隊が結成され、一行は南米ペルーへと向かう。古代ナスカ王国とは?なぜ巨大哺乳類は絶滅したのか?それは、数々の「謎」を追う大冒険の始まりだった―。
『ナチスに挑戦した少年たち』フィリップ・フーズ
第二次世界大戦、ナチス占領下のデンマークで、レジスタンス活動をした少年たち。彼らは、自分たちのグループをチャーチルクラブと呼んだ。
これは、武器を何一つ持たない少年たちが、ヒトラー率いるナチス軍に抵抗した本当にあった話である。
『兄ちゃんは戦国武将!』佐々木ひとみ
「どんなときも政宗公であることで、おれはこのまちの力になりたいと思ってる」…ある日届いた戦国大名・伊達政宗からの手紙。手紙を出したのは音信不通だった兄・夏樹だった。弟の春樹は兄に会いに行ったが大人のクセにコスプレみたいな格好で、チャンバラごっこをしている兄のことが恥ずかしく…。
『パパはわるものチャンピオン』板橋雅弘
パパの仕事を調べにいくと、なんとわるものレスラーだった!
働く大人たちに捧げる感動小説。2018年9月全国公開の映画『パパはわるものチャンピオン』のノベライズ。
『ビューティフル・ネーム』北森ちえ
像がまっすぐにこちらを見つめ返してくる。自分の心を映し出す不思議な像。「桃子!」「咲季!」同時にさけんでいた。ピキンッと何かがつながった!私たちにはそれぞれ名前がある。物語がある。一人ひとり、すばらしい名前を持つ、かけがえのない私たち。私たちは、翼がはえたみたいに軽い足取りで、笑いながらその像を後にした。
『ぼくたちのP(パラダイス)』にしがきようこ
主人公の少年ユウタは、人には言えない弱点を持っていた。そのせいで、ちょっと人が苦手で、あまり友だちがいない。
そんなある夏休み、おじさんの別荘に行くことになった。でも、そこは想像していたのとはぜんぜん違った。5時間ものつら~い山登りの末にたどりついたのは、電気も通ってない山小屋だったのだ。
学校では、あまり人とは関わらないように、一人でいることが多かったユウタも、山での生活で、少しずつ変化していく。何がユウタを変えたのか? ユウタは弱点を乗りこえられるのか?
『ミコとまぼろしの女王 新説・邪馬台国in屋久島!?』遠〓 史朗
ミコとまぼろしの女王 新説・邪馬台国in屋久島!? (ノベルズ・エクスプレス)
東京の私立小学校に通う5年生のミコは、超がつくほどのオタク少女。副担任の大学教授も驚くほどの知識を持っていた。ミコは、「邪馬台国があったのは屋久島だった」という新説を説き、大学教授とともに夏休みを利用して屋久島へ調査に向かうことに。屋久島には、クラスメイトの美羽が家族旅行で訪れていた。たまたま同じ宿で会った二人は、宿の同い年の息子とともに「邪馬台国」の証拠探しをすることなるが……。
『メロンに付いていた手紙』本田有明
7月7日、海斗の12歳の誕生日に、お母さんが買ってきてくれたメロン。そこには、夕張に住む小学6年生・夏樹からの手紙が入っていた。連絡を取り合うようになり、夏休みに夕張へ遊びに行くことになった海斗にかけがえのない出あいの数々が待っている―。東京と夕張、それぞれの素晴らしさに出あうひと夏の物語。
『よくばり学園』ファブリツィオ・シレイ
プリモのお父さんやお母さんは、プリモには、大金持ちになってほしいと思っている。両親は、よくばりな子どもを育てることに歴史と伝統がある「よくばり学園」にプリモを入学させる。強欲な先生に、自分勝手主義に毒されたクラスメイトたち…、よくばり学園はヘンな人だらけ!プリモは、学園全体に“革命”を起こすが、一人だけ変わることができない男がいた。
『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』こまつあやこ
マレーシアからの帰国子女、沙弥は、日本の中学に順応しようと四苦八苦。ある日、延滞本の督促をしてまわる有名な三年生の「督促女王」から図書室に呼び出され、いっしょに「ギンコウ」に行くことに。それは「銀行」ではなく、短歌の「吟行」のことだった。短歌なんて詠んだことのない沙弥は戸惑うが、でたらめにマレーシア語を織り交ぜた短歌を詠んでみると…。第58回講談社児童文学新人賞受賞作!
『わたしのチョコレートフレンズ』嘉成晴香
あなたにとって本当の友達って?――
小学5年生の凜太と隣に越してきた万緒。万緒は友情をテーマに書き始めた物語を、理想的な親友同士に見えるクラスの2人をモデルに変更して進める。
凛太はおさななじみの直政が、同じスイミングスクールに入ってどんどん上達していく姿に、
距離を感じ始める。次第にモデルの2人の仲があやしくなり、万緒の書く物語がクラスの出来事とリンクし始める…!